職員インタビュー(副主任保育士:2015年度入職)
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子どもと出会い、保育観が育った場所
前職でも保育園に勤務していましたが、愛誠会の保育園での「障害のある子もない子も、同じ環境で自然に過ごし、共に育ち合う姿」に強く心を惹かれました。2015年当時、このようなインクルーシブな取り組みは非常に先進的で、「ここなら自分の保育観をさらに深め、広げていける」と感じたことが、私が入職を決めた大きな理由です。
入職後には、放課後等デイサービス(児童発達支援)で、小学生から高校生まで幅広い年代の子どもたちと関わる機会にも恵まれました。その中で、子ども一人ひとりの“できること”や“その子らしさ”に寄り添う愛誠会の考え方に触れ、「愛誠会らしい保育とは何か」を体感的に学ぶことができました。
現在勤務しているセレン保育園には、1階に児童発達支援センター「セレン学園」があり、日々自然な形で連携しながらインクルーシブ保育を進めています。
保育園と学園が同じ建物で子どもを支え合える環境は、まさに愛誠会ならではの魅力だと感じています。
保育の中で感じること
セレン保育園で働く中で常に感じているのは、大人との出会いが子どもの遊びや世界を大きく変えるということです。
園の環境も魅力的ですが、子どもが出会う「大人の関わり」が、その子の遊び方や視点を育てていくと実感しています。
絵本を大切にした保育では、絵本そのものが“遊びの種”となり、子どもたちの創造力を引き出します。
ただ絵本を読むだけでなく、
- 登場人物に興味を持つ
- 世界観を積み木やLaQで再現する
- 自分たちで物語を広げていく
といった姿が自然に生まれていきます。
私は、保育では **「子どもの気づきを信じて、きっかけの種をまく」**ことを大切にしています。
その小さな種が、子どもの中で芽を出し、思いもよらない形で遊びが展開していく瞬間が、保育士としてのやりがいです。
印象に残っている子どものエピソード
― 子どもの変化を、保護者と一緒に喜び合えるように ―
転園してきたあるお子さんは、最初は“型にはまった遊び”を繰り返す姿が多く見られました。
しかしセレン保育園の職員や友だちとの関わりの中で、
- 「遊びってこういうふうにもできるんだ」
- 「自分で工夫していいんだ」
と気づきが広がり、遊びがどんどん豊かになっていきました。
セレン保育園での関わりが、子どもの世界を変えることを実感した出来事です。
また別の日には、「おばけ」の絵本を読んだことがきっかけで、おばけをLaQで作ったり、積み木でおばけの家づくりに発展したりと、絵本の世界が遊びに広がる瞬間がありました。
こうした “子どもが自分で世界を広げていく姿” は、何度見ても嬉しいものです。
― 保護者とのやりとり 日々の小さな姿を、ていねいに伝える ―
こうした子どもの変化は、保護者の方にもきちんと届けたいと思っています。幼児クラスでは、お迎えの短い時間が保護者と直接話せる大事な機会。だからこそ、
- その日の中で印象に残った瞬間
- 子どもがどんな気持ちで過ごしていたか
- 遊びや友だち関係で起きた小さなエピソード
を、できるだけ具体的に伝えるようにしています。
また、ケガやトラブルなど、少し伝えにくいことでも「日常のひとつ」としてこまめに共有しています。小さなことでも事前に知っていただくことで、「初めて聞いた」という状況を避けられ、結果的に保護者の安心につながると感じています。
こうした毎日の積み重ねこそが、保護者との信頼関係を育んでいる――そのことを日々実感しています。
仲間とのつながり
セレン保育園の幼児ルームは異年齢で活動するのですが、仲間であり、良い意味でのライバルでもある関係性がとても心地よいです。互いの遊びや保育を刺激し合いながら、「もっとよくしたい」という気持ちを持ち続けられる環境だと思います。
園長がとても寛大で、「やってみな!」と背中を押してくれる人です。
挑戦したい保育があったとき、その一言が本当に力になります。
保育者の個性がそのままクラスの色になることも多く、
「同じにしなくていい」
という価値観が根づいています。
一方で、子どもたちのためになる気づきや課題は職員間で率直に話し合います。
たとえば園庭の使い方では、
- 幼児は走り回りたい
- 乳児は危険を避けたい
という両方のニーズがあるので、時間や場所で調整して「大人の都合にならないようにする」ことを意識しながら連携しています。
これから挑戦してみたいこと
やりたいことはたくさんあります。
まずは、絵本から広がる遊びを、もっと日常に根づかせていきたいです。
絵本ももっと充実させ、室内環境も「手に取りやすい」形にしたいと思っています。
また、園庭づくりにも取り組んでいきたいです。
- 築山をつくる
- 木を植える
- 保護者や学園の職員も巻き込んだ園庭づくり
子どもたちが「公園じゃなくて、園庭で遊びたい!」と思える環境を目指したいです。


