見る・感じる・表す ― 絵画鑑賞とスポイト画
- 多彩なプログラム

第3回目「絵画鑑賞・スポイト絵づくり」
第3回目のアートプロジェクトでは、絵画に実際に触れたり、「昔の人は日本画をどのように見ていたのだろう?」という視点での鑑賞体験を行いました。あわせて、色が広がる様子を楽しむスポイト画にも取り組み、子どもたちは五感を使いながら、表現の世界をじっくりと味わった一日となりました。
アイ保育園の子どもたちの為に、けい先生が油絵を、あんり先生が日本画を描いてくれました。
絵画を実際に目の前で見た子どもたちからは、
「表面がぼこぼこしてる!」「いいにおいがするね。」
と、発見の声が聞こえてきました。
日本画を前にすると、「金色にひかっていて不思議!」と、じっと見入る姿も。
絵に触れてみたり、においをかいでみたり、そっとこすってみたりと、美術館ではできない、五感を使った特別な体験を楽しみました。
また、描かれた当時の人々がどのように絵を見ていたのかを体験するため、
部屋の電気を消し、ろうそくの光だけで見たらどうみえるのか?を体験しました。
現代の明るい照明とは異なり、ゆらゆらと揺れるやさしい灯りの中では、金色の輝きが控えめになり、お花の部分がふわっと浮かび上がって見えます。
電気のない時代の光の中で絵を見るという、今ではなかなかできない特別な体験に、子どもたちはいつもとは違う絵の表情を感じ取り、自然と静かに見入っていました。
スポイト絵づくり

マスキングテープを貼り、大きな刷毛で紙にたっぷりと水を含ませたあと、スポイトで絵具を垂らしていきます。すると、色がじわーっと広がっていく様子が現れ、その動きを楽しみながら表現を進めていきました。
色が重なったり、思いがけないにじみが生まれたりと、一人ひとり違った変化を感じながら制作が進みます。
最後にマスキングテープをはがすと、隠れていた線や形が浮かび上がり、
「線が出てきた!」「きれい!」と、驚きと喜びの声があがりました。
この日は、絵画をじっくりと見る体験と、色の広がりを自分の手で生み出す体験の両方を通して、子どもたちが五感を使いながら絵と向き合いました。
見ること、感じること、そして表すことが自然につながり、表現の世界を深めていく一日となりました。
2025年度、アイ保育園では、「とうきょう すくわくプログラム」の一環として、年長クラスを対象に、寺田倉庫が運営する絵画材料専門店 PIGMENT TOKYO の皆様とともに、子どもたちの創造性を育む全5回のアートプロジェクトを実施しています。











